PART1 低成長期に突入した国内市場
公開日時 2016/06/30 00:00
環境変化は予想以上事業モデルの転換急務製薬各社の2015年度の製薬各社国内業績は、薬価改定の狭間の年にもかかわらず、奮わない。そこで編集部は、製薬各社に対し、業績や製品売上の変化を見るため、決算アンケートを実施した(対象79社、回答61社)。それによると、国内医療用薬売上高上位10社のうち6社が減収。増収4社でも2社は3%未満という状況だった。国内大手・準大手企業の中期経営計画でも当面の国内成長は低めの読みが目立つ。MR数も減少の動きが鮮明になっている。国内市場は低成長期に突入した。ただ。それだけにとどまらない。後発医薬品(ジェネリック、GE)の浸透の加速に伴う長期収載品市場の急劇な縮小。薬剤費抑制圧力のさらなる高まり。地域医療提供体制の変革。新薬メーカーには今後も成長への逆風が強まりそうな...