武田薬品 タケキャブ含むヘリコバクター・ピロリ除菌用パック製剤を新発売
公開日時 2016/06/08 03:51
武田薬品と大塚製薬は6月7日、酸分泌抑制薬タケキャブ錠(一般名:ボノプラザンフマル酸塩)を含むヘリコバクター・ピロリ除菌用パック製剤で、一次除菌に用いる「ボノサップパック400」「同800」と、二次除菌に用いる「ボノピオンパック」を同日に新発売したと発表した。薬価は1シートあたりボノサップパック400が733.80円、同800が884.00円、ボノピオンパックが654.60円。両社はタケキャブと同様、パック製剤も共同販促する。
ボノサップパックは▽タケキャブ▽アモリンカプセル(一般名:アモキシシリン水和物)▽クラリス錠(クラリスロマイシン)――の3剤を、ボノピオンパックは▽タケキャブ▽アモリン▽フラジール内服錠(メトロニダゾール)――の3剤を1日服用分ごとに1シートにまとめたもの。
ヘリコバクター・ピロリはヒトの胃内に存在する細菌のひとつで、主に消化性潰瘍の発症に深く関与している。ヘリコバクター・ピロリの除菌療法は主に消化性潰瘍の再発予防に有効で、除菌後には再発率が著明に低下する。