抗血栓薬市場 「講演会」のインパクト強く 「患者の声」は全市場の半分程度の影響度 安全性重視の市場を反映
公開日時 2016/03/31 00:00
株式会社アンテリオソリューション開発部長佐藤暢章ワルファリンやアスピリンによる治療が主体だった抗血栓薬市場に2011年以降、直接トロンビン阻害薬、ファクターXa阻害薬が登場し、治療選択肢が増えた。これら新規の薬剤は食事制限や日常的なモニタリングが不要なため患者にとっても大きなメリットがある一方、出血のリスク等もあり、慎重な投与が必要な側面もある。そこで今回は、抗血栓薬市場においてどのような要素や情報ソースが医師の処方選択や処方に影響を与えているのかを、分析ツール「SOC」(ShareofChannels)を用いて検証する。医師が何かしらの抗血栓薬を想起する際の情報チャネルは、全体では「MR」などのプロモーション系情報チャネルの影響度合いが計61%、「医師の処方感」や「患者の声」などのノンプロ...