【速報】16年度診療報酬改定 改定率本体0.49%引き上げ 薬価は1.22%引き下げ
公開日時 2015/12/18 19:26
政府は12月18日、2016年度の診療報酬本体の改定率をプラス0.49%とすることを決めた。“抜本的な見直し”を求められた調剤報酬だが、医科、歯科、調剤の配分は、1:1.1:0.3で、調剤は配分を堅持した。薬価は、市場実勢価格に基づく改定を行うこととし、1.22%引き下げる。なお、市場拡大再算定や、C型肝炎治療薬や抗がん剤・アバスチンなど1000億円超の巨額な売上の医薬品を引き下げる巨額再算定は含まれない。医療用材料は同じく、0.11%引き下げる。こうしたことから、診療報酬全体(ネット)は、マイナス0.84%で、2008年度改定以来のマイナス改定となる。ただし、前回改定は消費税増税分を上乗せしており、実質的には2回連続マイナス改定となる。