一般社団法人日本心理療法協会椎名雄一、浜端望美2015年12月１日より改正労働安全衛生法に基づいて、ストレスチェック制度が開始されました。それに伴って、労働者を常時50人以上使用している事業所では2015年12月１日から１年以内に１回はストレスチェックを実施しなければいけません。ストレスチェックは労働者がメンタル不調になることを未然に防ぐことが目的で、心の健康診断と言えます。ストレスチェックは毎年1年に1回、原則として繁忙期を避けて実施されます（下図：厚労省資料）。健康診断との大きな違いは以下の通りです。▽ストレスチェックを受ける義務はないこと▽結果は本人だけに通知され会社への結果通知は本人の同意が必須ということ※「ストレスチェックを一般定期健康診断と同時に実施する場合は、ストレスチェックに...