第一三共、ジャパンワクチン、サノフィ 4種混合ワクチン「スクエアキッズ」 12月9日新発売
公開日時 2015/11/26 03:51
第一三共、ジャパンワクチン、サノフィは11月24日、百日せき、ジフテリア、破傷風、急性灰白髄炎(ポリオ)を予防する4種混合ワクチン「スクエアキッズ皮下注シリンジ」を12月9日に新発売すると発表した。厚労省は14年7月にスクエアキッズを定期接種で使用可能なワクチンのひとつに指定している。
スクエアキッズは第一三共のグループ会社の北里第一三共ワクチンの沈降精製百日せきジフテリア破傷風混合ワクチン(DPTワクチン)とサノフィの不活化ポリオワクチン(ソークワクチン)をプレフィルドシリンジに充填した製剤。国内初のソーク株を用いて製造された不活化ポリオワクチンを含む4種混合ワクチンとなる。
初回免疫として計3回接種するが、スケジュールは生後3か月~12か月の間に1回目を接種し、2回目、3回目はいずれも前回接種から3週間以上の間隔をおいて行う。そして追加免疫としてさらに1回接種するが、これは3回目の接種から6か月以上の間隔をおいて行う。
製造販売元は北里第一三共ワクチン、発売元は第一三共、情報提供活動は第一三共、ジャパンワクチン、サノフィの3社で行う。なお、同剤の類薬には、テトラビック皮下注シリンジ(製造販売元:阪大微生物病研究所、販売元:田辺三菱製薬)、クアトロバック皮下注シリンジ(同化学及血清療法研究所、アステラス製薬)がある。