15年3月卒業の6年制薬学生 企業就職は約1割で減少傾向 MRは全体の4.7% 薬学教育協議会調査
公開日時 2015/11/12 03:52
薬学教育協議会はこのほど、2015年3月に卒業した6年制薬学生の就職動向調査結果をまとめた。それによると製薬などの企業の就職したのは1015人(うち医薬品関連895人)で全体に占める割合は0.5ポイント減の11.6%(医薬品関連では0.4ポイント減の10.2%)だった。企業就職の割合は減少傾向にある。医薬情報担当者(MR)は今回は410人と前年と同数だったが、全体に占める割合は0.1ポイント減の4.7%だった。
これは「平成27年3月薬系大学卒業生・大学院修了者就職動向調査の集計報告書」の中の「6年制学科卒業生調査」で、8769人(男3528人、女5241人)について動向を調べたもの。
全体としては、3割強が薬局、3割弱が病院・診療所に就職する格好。例年最も多いのは薬局への就職で2846人、全体の32.5%(前年36.7%)。次いで多いのは病院・診療所の薬局への勤務で2346人、全体の26.8%(同27.3%)。
主な進路について、一覧表(15年3月卒、14年3月卒)をpdfファイルに、6年制の卒業生が出た12年~15年までの推移はエクセルファイルにまとめました。下段の関連ファイルからダウンロードできます。