MSとの連携について
公開日時 2015/10/26 05:00
東京慈恵会医科大学附属病院薬剤部部長川久保孝当院では院内で使用する薬品の購買管理を薬剤部で行っていることもあり、筆者と医薬品卸のMS(MarketingSpecialist:医薬品卸販売担当者)とは日々面会し情報交換を行っている。比較的規模の小さい医療機関や保険薬局を担当しているMRは、MSとの情報交換を頻繁に行っていると思われるが、大規模医療機関においては、MRとMSが十分に情報交換を行っていない場合も少なくない。多くの施設でMRの訪問規制が進んでいる中、今後は今まで以上にMSとうまく付き合いながら担当施設において情報提供する必要性があると指摘したい。医薬品卸の業績は製薬企業と比べると非常に厳しい。新薬メーカーの団体である日本製薬工業協会に加盟する東証一部上場企業の2014年3月期の営業利...