Meiji Seika CNS領域営業の強化で「CNS専任チーム」 全国に21配置 専任MRは230人に
公開日時 2015/10/01 03:52
Meiji Seika ファルマは9月30日、10月1日に実施する医薬営業本部の組織改定で、CNS領域の営業を強化するため「CNS専任チーム」を全国に21配置すると発表した。東京・名古屋・大阪圏内にあった10のCNS営業所を廃止、エリア営業所に統合・再編し、これまでCNS営業所でカバーできなかった地域を含め、よりきめ細かく活動できる体制にしたい考え。21のチームをどこの営業所に配置するかは明らかにしていないが、東名阪ほか都市部が中心になる模様。専任MRは14年度末から約30人増の230人体制になる。また、4つの「病院専任チーム」も新設する。
同社は今後の地域完結型医療体制の下では、地域医療で中核となる病院での薬剤の使用状況が、地域に波及すると見ている。そのため今回の組織改定は、主力のCNS領域を強化するとともに、これからの病院機能の変化に対応できる体制にするのが狙いといえる。
同社は抗うつ薬を新薬ほかGEを含めて販売しており、今後は統合失調症にも参入する方針で、5月には非定型抗精神病薬アセナピンマレイン酸塩(=一般名)を承認申請している。今回の組織改定は、その新薬の発売も視野にCNS専門医、病院市場に対する取り組みを強化することも視野に入れている。
同社は営業所数は開示していないが、今回の組織改定で営業所は7カ所減るという。新設営業所と廃止営業所は次のとおり。
【新設営業所】多摩営業所、東葛営業所、横浜北営業所、横浜南営業所、甲信営業所、名古屋北営業所、名古屋南営業所
【廃止営業所】?CNS営業所(10カ所)、横浜営業所、松本営業所、甲府営業所、名古屋営業所