三和化学と宇部興産 難治性そう痒治療薬で共同開発
公開日時 2015/09/10 03:50
三和化学研究所と宇部興産は9月9日、共同研究で見出した「SK-1405」(開発コード)について、難治性のそう痒症を適応症とする治療薬として日本で共同開発することに基本合意したと発表した。SK-1405はフェーズ1を開始している。
難治性のそう痒症は、アトピー性皮膚炎・慢性肝疾患・慢性腎不全などに伴うそう痒で、既存の抗ヒスタミン薬などでは抑えられないそう痒のこと。両社は「QOLを著しく損なうにもかかわらず、未だに治療満足度が低く、有効な治療薬の開発が望まれている」としている。