矢野研 新規長期品、GE市場伸長で製造受託は安定的推移と予測 14年度見込み6.2%増
公開日時 2015/07/17 03:50
矢野経済研究所は7月15日、医薬品製造受託市場に関する調査結果概要を発表し、新規長期収載品、ジェネリック(GE)市場伸長で同市場は「安定的に推移する」と予測した。
2013年度は5.5%増の2900億円と推計。長期品は市場縮小で製造受託減少の一方、GEが伸長。2014年度は6.2%増の3080億円の見込み。今後も既存長期品の製造受託は減少するとしたが、新規の長期品に加え、GE市場の伸長が市場の成長を支えるとしている。
GE数量シェアを80%に引き上げる政府方針による影響にも触れ、「大手を中心にジェネリック系製薬企業は設備増強を図っているものの、全てを自社製造で賄うことは難しく、外部委託の活用が必至となる」と予測した。