PPI市場 P-CABタケキャブ 約半数がピロリ菌除菌で使用
公開日時 2015/06/30 00:00
新患処方6割超、切替処方3割超切替元薬剤トップはネキシウム胃壁細胞のプロトンポンプに作用して胃酸分泌を抑制することで消化性潰瘍治療を激変させたプロトンポンプ阻害薬(PPI)は、逆流性食道炎、消化性潰瘍や胃がんの一部の原因となっている微好気性菌ヘリコバクター・ピロリの除菌補助、さらにはアスピリンや非ステロイド系抗炎症薬(NSAIDs)服用に伴う胃潰瘍など幅広い用途に使用されている。PPI市場は91年にオメプラール/オメプラゾン(一般名オメプラゾール、AZ/田辺三菱)発売以降、タケプロン(ランソプラゾール、武田薬品)、パリエット(ラベプラゾール、エーザイ)、ネキシウム(エソメプラゾール、AZ/第一三共)と続いた後、14年6月に低用量アスピリンに副作用防止目的でタケプロンを加えた配合剤タケルダ(武...