ノバルティス 新規乾癬治療薬コセンティクスを発売 中等症・重症患者向け
公開日時 2015/03/02 03:50
ノバルティスファーマは2月27日、乾癬治療薬コセンティクス皮下注150mgシリンジ、同皮下注用150mg(セクキヌマブ遺伝子組換え)を発売した。効能・効果は「既存治療で効果不十分な尋常性乾癬、関節症性乾癬」で、中等症・重症乾癬患者への治療選択肢となる。マルホとコ・プロする(製造販売はノバルティス、販売はマルホ)。
同剤は、乾癬発症において中心的な役割を果たすと考えられている炎症性サイトカインであるインターロイキン-17A(IL-17A)をターゲットとした完全ヒト型抗ヒトIL-17Aモノクローナル抗体。IL-17Aの活性を抑え、皮膚および関節の炎症を抑制すると考えられている。他にも生物学的製剤はあるが、IL-17Aをターゲットとした薬剤は日本で初めて。
中等症から重症の尋常性乾癬患者の40~50%は、現在の治療に満足していないといい、新たな治療薬が望まれていた。薬価は7万3123円。