MR認定センター・小清水専務理事 MR活動「大局的な議論を」 環境変化受け
公開日時 2015/02/25 03:51
MR認定センターの小清水敏昌専務理事は2月24日、都内で行ったセンターミーティングで、MRを取り巻く環境が大きく変わっていることを挙げ「MR活動を大局的な面から一緒に考えていきたい」と述べ、MR活動のあり方、MR教育について総合的に議論する時が来ていることを指摘した。
ミーティングは、製薬企業などの教育研修担当者を集め、センターの取り組みや計画などを伝えるもの。冒頭、あいさつに立った小清水専務理事は、医師主導臨床研究を巡る不祥事に伴うコンプライアンスに対する厳しい指摘、メディカルアフェアーズの台頭、ジェネリック使用促進などによる医薬品市場の大きな変化などを挙げ、MRを取り巻く環境が急速に変化していることを強調。今後、導入教育のコアカリキュラムの改訂が行われることを機に「大局的にMR教育をどうもっていくのか大いに議論してほしい」と呼びかけた。
近澤事務局長 「広報活動に注力する」
近澤洋平事務局長は、センターとして、MR認定制度やMR活動についての広報活動に注力する姿勢を示した。近澤氏は、デジタルコンテンツやメディカルサイエンスリエゾン(MSL)、PMS専門MRの登場などで、MRを介さない形での医師、薬剤師への情報提供が増加しているとの認識を示した。MR活動については、医師、薬剤師など医療従事者から評価されることの重要性を強調。センターとしては、広報活動を通じ、医療従事者から「MRが変わったところを示したと言われるようにやっていきたい」と述べた。