3月価格交渉迎え、卸力・MS力再考と販促連携・価格形成・流通透明化の行方
公開日時 2015/02/28 00:00
サプライチェーンロジスティクス研究会保高英児●市場縮小・未妥結減算・妥結率資料作成・価格低下と利益喪失・単品単価後退…●メーカー流通力減衰で卸の自立ラストチャンス、地域包括ケア対応はMSがMR牽引激震がはしる前兆か。日本の医薬品市場は縮小・停滞期に入り、後発薬急伸と長期収載品凋落は新薬メーカーの力を削ぎ、卸は経営姿勢の転換を迫られる。未妥結減算導入で昨年9月の妥結率は飛躍的改善をしたが、気がついたら価格は急落、卸利益は再下降した。さらに流通透明化の起点たる単品単価取引は後退、価格形成の防波堤は決壊寸前となった。卸が自立するラストチャンスでもある。卸は自らの卸力、MS力を再考せねばならない。地域包括ケア推進では、MS力賦活のチャンスが待つ。16年以降予想される3年連続の薬価改訂を控え、3月の価...