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サノフィ新CEOにBrandicourt・現バイエル CEO 新興市場での経験評価

公開日時 2015/02/23 03:50

仏サノフィは2月19日、同社取締役会は、満場一致で新CEOに独バイエルヘルスケアのOliver Brandicourt 会長兼CEOを選任したと発表した。4月2日に正式に就任する予定。


Brandicourt 氏は、59歳のフランス人。パリで医学教育を受け、感染症および熱帯学の学位を取得、その後パリの病院の熱帯病研究所で8年間勤務し、マラリアの研究などで2年間コンゴ共和国での勤務経験も持つ。医薬品業界では、28年間の経験をもち、Parke-Davis/Warner-Lambert社のアフリカ地区医学責任者を務めた後、ファイザーに入社。新興国市場およびエスタブリッシュト製品担当重役ほか、2009年まではグローバル・スペシャルティス製品担当、2012年まではプライマリーケア事業担当重役などの要職を歴任した。13年9月にバイエルヘルスケアに入社、以来CEO兼会長を務めている。


サノフィのSerge Weinberg会長は、「サノフィにとって重要な時に我々を牽引して行く上で、適切な人材を探すために厳格な選考を行ってきた」とCEO選考の過程を振り返った。その上で、「Brandicourt氏がサノフィの次期CEOに就任することを喜んでいる。国際感覚と米国市場や新興国市場についての見識を併せ持った(業界での)豊富な経験と実務上のチームを率いる能力は、今後のサノフィの多様化戦略とイノベーションに新たなダイナミズムを与えるだろう」と期待を示した。


同社は、2014年10月末のChristopher Viehbacher前CEOの退任以降、新CEO探しを続け、今までに、アストラゼネカのPascal Soriot CEO、医療機器会社Smith & NephewのOlivier Bohuon CEO、ノバルティスのEric Cornut最高倫理責任者、武田薬品工業のクリストフ・ウェバー社長兼COOらとともにバイエルのOlivier Brandicourt 会長兼CEOもサノフィの新CEOの候補として名前が上がり、多くは拒否されたが、前CEO退任後、3か月余を経て、ようやく決着をみた。
 

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