NBI COPD治療配合薬を国内申請 LAMAチオトロピウムとLABAオロダテロールを含有
公開日時 2014/10/28 03:51
日本ベーリンガーインゲルハイム(NBI)は10月27日、長時間作用性抗コリン薬(LAMA)チオトロピウムと長時間作用性β2刺激薬(LABA)オロダテロールを含有する慢性閉塞性肺疾患(COPD)治療用配合薬を承認申請したと発表した。同社が独自開発した吸入器レスピマットで1日1回吸入する。レスピマットは細かい霧状の薬剤をゆっくり生成・噴霧させるソフトミスト吸入器で、吸入との同調が不要という。
LAMA+LABA配合薬は現在、ノバルティスが製品名ウルティブロとして13年11月から、グラクソ・スミスクラインが同アノーロエリプタとして14年9月から発売している。今回申請されたチオトロピウム+オロダテロール配合薬が承認されれば、国内3番目のLAMA+LABA配合剤となる。なお、チオトロピウム+オロダテロール配合薬は日本に先駆けて欧米で申請されているが、現時点で承認された国はない。
チオトロピウムは製品名スピリーバとして発売中で、2013年の国内売上は薬価ベースで227億円(前年比2%増)。オロダテロールは国内P3が終了している。