塩野義 急性冠症候群薬の創薬プログラム導出 米MedImmuneに 日本での共同販売権は留保
公開日時 2014/10/09 03:50
塩野義製薬は10月8日、英アストラゼネカの子会社の米MedImmuneに、急性冠症候群を対象とする新規バイオ医薬品創薬プログラムの全世界での権利を許諾したと発表した。同プログラムでは、HDLの代謝を調整しHDL値を上昇させることで、LDLや中性脂肪の管理だけでは不十分といわれる急性冠症候群を含む心血管疾患のリスクを抑える新薬の開発を目指す。MedImmuneが今後、研究・開発を進め、製品化後はアストラゼネカが全世界で販売する。塩野義は、進捗に応じた対価を受け取り、日本での共同販売権を留保している。