UCBと大塚 抗てんかん薬イーケプラ点滴静注 供給体制整わず薬価収載と発売を延期
公開日時 2014/08/29 03:51
ユーシービージャパン(UCB)と大塚製薬は8月27日から、UCBが今年7月に承認を取得した抗てんかん薬イーケプラ点滴静注500mg(一般名:レベチラセタム)の薬価収載手続きと販売を見合わせるとの情報活動を始めた。理由は製造委託先の供給体制が整わないため。UCBによると、製造委託先とともに製造過程における問題の改善措置をとっているが、「安定供給にはしばらく時間を要する見込み」という。イーケプラはUCBが製造販売元、大塚が販売元で、両社で情報活動している。
イーケプラは錠剤やドライシロップをラインナップしているが、消化管の手術時など一時的に経口剤が投与できない患者のための代替療法として今回の注射剤を開発した。同成分の経口投与から切り替える場合は、同じ1日用量及び投与回数で1回量を15分かけて静脈内投与する。