SGLT2阻害薬 使用患者の約6割 他剤に追加
公開日時 2014/07/31 00:00
新患処方は1割強切替処方は約3割60歳未満が半数占める経口血糖降下薬市場にDPP-4阻害薬以来4年ぶりとなる新規機序の治療薬、SGLT2阻害薬がこの4月から登場した。SGLT2阻害薬は細胞表面に存在する膜タンパク質で、腎臓近位尿細管に局在し、ブドウ糖の細胞内への輸送を担うナトリウム依存性グルコース輸送担体(SGLT)のサブタイプのひとつSGLT2に作用する。SGLT2は尿中ブドウ糖の再取り込みの約9割を担う。SGLT2阻害薬はこの再取り込みを抑制し、糖の尿中排泄を促進することで血糖値を低下させる。そのファーストインクラスとしてスーグラ(一般名・イプラグリフロジン)が4月に、フォシーガ(ダパフリグロジン)、ルセフィ(ルセオグリフロジン)、テベルザ/アプルウェイ(トホグリフロジン)が5月に相次ぎ...