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大鵬 抗生剤ゾシンに「発熱性好中球減少症」の適応追加申請

公開日時 2014/07/03 03:51

大鵬薬品は7月2日、抗生物質ゾシン静注用(一般名:タゾバクタム・ピペラシリン)の適応に「発熱性好中球減少症」を追加する承認申請をしたと発表した。発熱性好中球減少症は、がん患者に対する抗がん剤や放射線の照射による骨髄抑制に伴い発症するもので、急速な重症化で死亡することもあるが、抗生剤の投与で改善することも知られている。厚労省の医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議で、同症を適応追加する必要性が指摘され、同省から大鵬が10年12月に開発要請を受け治験を行っていた。

同剤は、大鵬薬品が創製したβ-ラクタマーゼ阻害剤であるタゾバクタムと富山化学が創製したペニシリン系抗生物質であるピペラシリンを力価比1:8の割合で配合した注射用抗生物質製剤。大正富山医薬品が販売し、13年度売上高は254億円。

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