MR統計入門 第3回 P値はリンボーダンス 0.05のバーをくぐると「有意差あり」
公開日時 2014/06/05 04:01
統計分析研究所株式会社アイスタット代表取締役社長(理学博士)菅民郎降圧剤の製品Xと製品Yについて、心エコー検査による左室重量への影響をみた臨床データを医師に説明できず、統計の専門家・菅民郎先生に助けを求めたMRの志賀裕さん。ここまで平均値と標本誤差(±)、ヒゲを理解するところまでこぎつけました。今回がラストの本丸です!ポイント4:『対応のある』『対応のない』で統計上の処理は異なる!菅:「さて今回が最後となるかな。ここでおさらい。このグラフの意味を理解するために必要な事項として最初に4つのことをあげたよね」志賀:「はい、①平均値と標本誤差(±)②ひげ③「対応のある」「対応のない」④P値の4つですね」(第1回参照)菅:「すでに①と②は説明したね。残るのは③と④だ。まず...