帝國製薬 経口抗アレルギー薬ルパタジンを導入・開発へ 第2世代抗ヒス薬
公開日時 2014/05/27 03:50
帝國製薬はこのほど、スペインのユリアック社の経口抗アレルギー剤ルパタジンについて、日本での開発、販売に関するライセンス契約を締結したと発表した。同剤は欧州を中心に世界50カ国以上で主に「Rupafin」の製品名で販売されている、第2世代抗ヒスタミン薬。海外ではアレルギー性鼻炎および蕁麻疹に適応を持ち、10mgを1日1回10mg投与する。日本での承認のめどは未定で、今後、開発計画を具体化する。承認取得後は、ユリアック社が製造を行い帝國が輸入、プロモーションと販売は帝國または提携先販売会社が行う予定だという。導入に伴う契約金などは開示していない。
帝國製薬は、痛みと経皮吸収分野を重点としているが、「患者視点に立った医薬品の開発も行い、その医薬品を得意分野とする販売会社とのコラボレーションを通じて」事業展開しており、今回の導入もこの取り組みの一環。契約締結は5月22日に発表した。