329疾患で最新治療GLのアルゴリズム掲載 iPadで医師への情報提供も可能に
公開日時 2014/04/07 03:50
エルゼビア・ジャパンは4月4日、循環器、消化器、呼吸器、CNS、免疫疾患、オンコロジー領域など、各学会所属の第一人者や治療ガイドライン(GL)の執筆者陣による診断・治療のポイント解説などを集積した電子教科書データベース「今日の臨床サポート」をリニューアルした。今回は、製薬企業のMRが医師の求めに応じ、当該薬剤の周辺情報を面談時に提供できるよう、iPadなどで閲覧できるようにした。また、新たなコンテンツとして2014年度診療報酬改定の内容も掲載した。
同データベースは各疾患領域の専門医1357人が執筆したもの。疾患領域ごとに最新の治療GLを掲載しており、GLの根拠となる論文や大規模臨床試験の成績(エビデンス)に関する解説を掲載している。さらに臨床の第一線の専門医の臨床経験を加味した「鑑別・検査・薬物選択」の流れを各疾患ごとに紹介しており、コンテンツを閲覧するだけで、実臨床における医師の思考に近づけるのが特徴だ。
MRにとっても、診断から治療までの流れを学ぶ教材としても活用できる。また医薬品は薬効ごとに中分類で掲載され、同効薬を一覧できる。
総合編集委員は、▽永井良三・自治医科大学学長▽上村直実・国立国際医療研究センター国府台病院院長▽木村健二郎・聖マリアンナ医科大学腎臓・高血圧内科教授▽桑島巌・NPO法人臨床研究適正評価教育機構理事長▽名郷直樹・武蔵国分寺公園クリニック院長▽今井 靖・自治医科大学循環器内科学部門・成人先天性心疾患センター准教授――の6人。
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