地域医療 連携と在宅強化にシフト MR活動にも影響必至
公開日時 2014/03/25 00:06
2014年度診療報酬改定では、地域医療改革も目玉である。急性期を脱した回復期の患者にふさわしい医療体制を地域全体で作っていく方向性が明確に打ち出されている。それも一医療機関で治療を完結させるのではなく、医療機関・施設が連携し、在宅医療も視野に入れながら医療を提供する形だ。厚労省は「地域完結型医療」と呼んでいるが、MR活動は、医療機関・施設のそれぞれを点で捉えるのではなく、面で捉えた活動が求められるとみられる。それぞれの医療機関・施設が、地域でどういう役割を果たし、連携しているのかを見極めて、また連携させていくのかを考えながら、地域のニーズに踏まえた活動である。病院担当、開業医担当の両者の協力が必要になる。回復期患者が入院する「地域包括ケア入院病棟」を退院すれば、患者は自宅などに戻り、外来医療...