入院も外来も後発品使用強化
公開日時 2014/03/25 00:02
2014年度診療(調剤)報酬改定の目玉は、製薬企業の側から見ると、入院、外来ともに後発品(GE)の使用促進策が強化されたことであろう。地域医療連携が強く求められ、入院医療でGEが処方されれば、退院後、外来医療でもGEが処方され続けることさえありうる。外来での調剤を担う保険薬局もまたさらなるGE使用が迫られた。入院医療ではDPC病院に、GE使用量を増やせば収益が上がる「後発医薬品指数」が導入されたことの影響は大きい。というのも、DPC病院は今や全一般病院の約2割、同病院の一般病床数の半数を超える、入院医療の中核。そこがGE使用拡大に動くからだ。数量評価のため注射剤、単価高い薬剤だけでなく、内服・外用薬も含めて広範囲の切り換えが行われそうだ。入院患者が自宅に戻ると、外来医療に移る。調剤の多くは保...