厚労省 低用量ピルなど経口女性ホルモン配合剤による血栓症 リスク因子関係なく注意を
公開日時 2014/02/19 21:47
厚労省医薬食品局は2月18日、新たな副作用が判明したことなどによって医療上注意が必要になった医薬品に対し、使用上の注意を改訂するよう日本製薬団体に対し通知を出した。この中で低用量ピルや月経困難症治療薬の経口女性ホルモン配合剤の副作用として知られる血栓症について、年齢や喫煙、肥満、家族歴といったリスク因子の有無にかかわらず発現に注意することを盛り込むよう指示した。これは死亡を含む血栓症の発現で1月に安全性速報(ブルーレター)の発出となった月経困難症治療薬ヤーズで、リスク因子の有無に関係なく発現するおそれがみられたことから、他の同配合剤についても同様の注意喚起が必要と判断したもの。添付文書の「重要な基本的注意」に「年齢、喫煙、肥満、家族歴等のリスク因子の有無にかかわらず血栓症があらわれることがあ...