MR認定センター 「MRのマナー」テーマに会議
公開日時 2014/02/19 03:52
MR認定センターは2月18日、東京都内で製薬企業などの教育研修担当者を集め、「MRの資質とマナー」をテーマにセンターミーティングを行った。マナーはMR個人に委ねればよいという指摘もあるが、病院からは禁止区域でのMR活動などが指摘され、東京都病院薬剤師会が実態調査に乗り出す動きもあり、同センターとしては初めてマナー問題を取り上げ、意識を喚起することになった。
冒頭あいさつに立った小清水敏昌専務理事は、「ルール違反は一部の人だと思うが、その人が目立つから規制しようということになる。マナーとかエチケットは人に依るものかもしれないが、継続教育においても、もっと真剣にとらえてほしい」と呼びかけた。
討議では「相手を不快な思いにさせない、相手を思いやる気持ち」をいかに実行に結びつけるかが課題となった。フロアからは、「(マナーに伴った活動を行う)経営方針があり、それが営業方針、営業目標まで落とし込んでいないとMRは売ってナンボだとなってしまう」と、マナーの伴った活動を営業目標に取り入れ、評価するといった工夫が必要だとの指摘があった。事例発表をしたエーザイでは、新人集合研修の到達目標に、挨拶やマナーの重要性を規定し、実践を習慣化するように仕向けているという。クインタイルズからは、研修を行う合宿所を医療機関という位置づけにし、日々の行動を体得する工夫をしているとの報告があった。