MRの常識は患者さん・医療スタッフの非常識?
公開日時 2013/12/27 00:00
東京慈恵会医科大学附属病院薬剤部部長川久保孝薬剤部長としてMRと面会する機会は、非常に多い。当院に訪問する医薬品などのメーカーは130社近くあり、さらに当院担当のMRが1社で複数名いるといった製薬会社もある。院内、学内を見渡せば、正にMRだらけである。そのような中、MRは医療一翼を担い必要欠かさざるMRが存在する一方、面会の際や院内でのMRの行動・姿勢に疑問を持つことも多い。実は、MRの行動・姿勢に対しては、院内で医療従事者や患者・家族から改善すべきと投書が寄せられる。この連載では、医療スタッフの一員としてのMRを期待して、MRのマナー、教育のあり方を取り上げる。第1回は院内におけるルールやマナー違反例を披露したい。MRとして必要な資質のうち、「知識」や「技能」は、研修を受けたり、テキストを...