医療機関受診時に「自己申告しない」医師が半数以上 メドピア調査
公開日時 2014/01/20 03:50
医師専用のインターネットサイトを運営するメドピアは、医師が医療機関を受診する際に自身が医師であることを申告するのかについて調査した。3382件の回答のうち、「自己申告はしない」が53.8%を占め、半数以上の医師は受診時に医師であることを伝えていないことがわかった。自己申告する場合でも、「家族が受診する時のみ」5.4%、「自身で受診する時のみ」17.5%と状況に応じて申告するかどうかを判断していた。
回答理由を見ると、「自己申告しない」と回答した医師は「変に気を使われたらいやなので」「一般人と同じ扱いをしてもらう方が気楽」としている。一方、「自己申告する」医師は「医療従事者ということで説明も簡単に済む」とそれぞれに望む受診スタイルがあることが伺える。ただ、両者の回答に「地域の医師は大概知り合い」「保険証でわかる」とあり、申告の有無にかかわらず、医師と認知されている場合が多い状況が伺えた。
一方、家族の受診時に申告するとした医師は「申告した方がよく診てくれる」「医療用語の説明を省いてもらえる」「詳しく説明してもらえる」などとあり、意図を持って申告しているものと考えられた。調査は同社サイト内で10月18日~24日に行われた。