日本イーライリリーは10月25日、イタリアのイーライリリー社長のパトリック・ジョンソン氏（写真）が2014年１月１日付で日本リリーの社長に就任するとのトップ人事を発表した。日本リリー現社長のアルフォンゾ・G・ズルエッタ氏は米国本社のエグゼクティブコミッティーのメンバーとなり、アジア、ラテンアメリカ、中東、アフリカ、ロシア、トルコなど世界で急成長中の市場を担当する。

ズルエッタ社長は08年７月の着任以来、国内製薬業界でトップクラスの売上成長率を達成した。12年売上は1757億4000万円（決算ベース）。在任５年半の実績により、米国本社の役員に昇進する。

日本リリー次期社長のジョンソン氏は1990年９月にスウェーデンのイーライリリーに入社。中枢神経系領域ビジネスユニットのマネジャーやマーケティングディレクター、スウェーデン社長などを歴任後、08年６月から現職。12年の欧州での組織再編に伴い、イタリアを含む中央・南東ヨーロッパ区域の責務も担っている。スウェーデン生まれの47歳。スウェーデン・ルンド大学で1990年に経営学修士号（MBA）を取得した。