新薬の採用は病院機能とのマッチングで
公開日時 2013/09/30 00:00
個別化薬台頭で採用率は全品目50%割れ新薬採用アンケート2013年版本誌が行った新薬採用アンケート2013年版では、最も採用率の高い新薬でも、回答を得た156医療機関の半数未満の施設での採用にとどまった。その背景には、製薬企業の新薬開発が希少疾患などのアンメット領域へシフトしていること、市場性の高い新薬は類似新薬が多くを占め、ファーストインクラス薬の顔ぶれを欠いたことが考えらえる。このような状況下での採用の決め手は何だったのか。編集部では経営主体別に採用動向を分析し、関係者に話を聞いた。その中で、医療機関がそれぞれの病院機能に応じて新薬の採用を判断している状況が浮かび上がった。(沼田佳之、酒田浩、望月英梨、田中かおり)【新薬採用アンケートの調査概要】◦全国1500の病院薬剤部を対象に郵送でア...