MRの存在意義は“情報収集”にあり
東京慈恵会医科大学附属病院 薬剤部 部長 川久保 孝 氏
公開日時 2023/12/01 00:00
自社製品を使ってもらうための情報提供が主体になっていないか「MRが最も活きるところは医療現場から情報を収集すること。可能な限り早く改善につなげられるMRは大歓迎です」――。こう話すのは、東京慈恵会医科大学附属病院薬剤部の川久保孝部長だ。1984年に薬剤師資格を取得して同院に勤務すること39年。“プロパー”と呼ばれていた時代から97年のMR制度誕生、そしてコロナ禍を機に製薬企業の情報活動が大きく変化した今もMRウオッチングを続ける同氏に、MRの質や活動の変遷、今のMR活動で気になること、そしてMRの存在意義や期待を熱く語っていただいた。(神尾裕)MR制度で情報提供活動の質は均一化したが…――MR認定制度ができて25年。MRの質や活動はどのように変遷したとみ...