サノフィ GLP-1受容体作動薬リキスミアを発売 インスリン併用可能
公開日時 2013/09/18 05:00
サノフィは9月17日、2型糖尿病に用いるGLP-1受容体作動薬リキスミア皮下注(一般名:リキシセナチド)を発売したと発表した。GLP-1受容体作動薬ではインスリンとの併用が可能な唯一の薬剤となる。
リキスミアは1日1回投与型の皮下注製剤で、併用可能な薬剤はSU薬(ビグアナイド薬との併用含む)、および持効型インスリンまたは中間型インスリン(SU薬との併用含む)となっている。中医協資料によると、ピーク時売上高として109億円(6年後)を見込む。薬価は300μg3mL1キット6972円。
GLP-1受容体作動薬は5月に週1回投与型のビデュリオン(エキセナチド)が発売され、リキスミアで4製剤となる。競合が厳しくなってきているが、サノフィはSU薬アマリール(グリメピリド)や持効型インスリンのランタス(インスリングラルギン)、超速効型インスリンアピドラ(インスリングルリジン)を手掛けており、糖尿病領域に強みがある。MR1500人体制で、糖尿病領域の専門MRも配置し、リキスミアのインスリン併用が可能な特徴を訴求していく。