三和化学と富士薬品 新成分の痛風・高尿酸血症治療薬を4日発売
公開日時 2013/09/04 03:52
三和化学と富士薬品は9月3日、共同開発してきた新成分の痛風・高尿酸血症治療薬(一般名:トピロキソスタット)を4日に発売すると発表した。尿酸の生成を抑える薬剤で、三和化学は「ウリアデック錠」、富士薬品は「トピロリック錠」の製品名でそれぞれ販売する。
同剤は、尿酸の生成に関与するキサンチン酸化還元酵素を阻害することで、尿酸の生成を抑制えて血中尿酸濃度を低下させる。20mg、40mg、60mgの3規格で、1日2回投与する。軽度~中等度腎機能障害の患者での用量調整が不要で、中等度腎機能障害(CKDステージ3)の患者でも90%の治療目標達成率(治療目標値:血清尿酸値6.0 mg/dL以下)を訴求する。
薬価は次のとおり。
20mg:20.60円
40mg:38.90円
60mg:56.40円
中医協に提出された資料では、ピーク時10年後として投与患者数50万人、販売金額104億円(両社)を予測する。