ノバルティス 喘息治療薬ゾレア皮下注に小児適応
公開日時 2013/08/29 03:51
ノバルティスファーマはこのほど、抗体医薬で気管支喘息治療薬のゾレア皮下注用75mg、150mg(一般名:オマリズマブ遺伝子組換え)に小児適応を追加する承認を取得したと発表した。高用量の吸入ステロイド薬、複数の喘息治療薬でも症状を抑えられない患者向けの薬剤で、小児患者にも新たな治療選択肢が求められていた。2週間または4週間ごとに投与する。
同剤はアレルギー反応に関与しているIgEに直接結合し、その作用を特異的に阻害することで、喘息の病態の根底にあるアレルギー炎症反応を抑制するヒト化抗ヒトIgEモノクローナル抗体。09年に発売された。小児適応の承認は8月20日付。