マイラン 免疫抑制剤ネオーラルGE ベーチェット病以外の非感染性ぶどう膜炎を公知申請
公開日時 2012/12/12 04:00
マイラン製薬はこのほど、免疫抑制剤ネオーラルのジェネリックであるシクロスポリンカプセル10mg/25mg/50mg、細粒17%「マイラン」について、ベーチェット病以外の「非感染性ぶどう膜炎」の効能追加の公知申請を12月10日付で行ったと発表した。先発品のネオーラルも同様の公知申請を11月9日付で行っている。ジェネリックの公知申請による効能追加は、先発品と同時期に承認され、保険適用となる。
非感染性ぶどう膜炎は、眼内感染症がないにもかかわらず、ぶどう膜(虹彩、毛様体、脈絡膜の総称)に炎症が起こるもので、その発症には何らかの免疫異常が関連していると考えられている。炎症が長く続くと、視力障害が残ったり失明に至る場合もある。
非感染性ぶどう膜炎の治療は副腎皮質ホルモン薬が基本だが、ベーチェット病以外の非感染性ぶどう膜炎では、副腎皮質ホルモン薬に対する忍容性が低い場合や副腎皮質ホルモン薬に十分反応しない場合には治療選択肢がない。このことから、厚労省の「医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議」で検討された結果、医療上の必要性が高く、公知申請も妥当と判断、10月の薬食審医薬品第二部会でも公知申請が了承されていた。