薬学6年制卒業生就職 MRは全体の5.8% 旧4年制時と同水準 薬学教育協議会調査
公開日時 2012/11/13 04:02
薬学教育協議会は、今年12年3月に誕生した薬学教育6年制卒業生の就職動向調査結果をまとめた。それによると製薬などの企業の就職したのは1096人(うち医薬品関連996人)で全体の12.9%(医薬品関連では11.8%)で、最後の旧4年制卒業生となった09年3月卒と比べ4ポイント以上上回った。この中で企業の営業は503人で全体の5.9%、医薬情報担当者(MR)は493人の5.8%で、09年3月卒5.9%(営業)と比べほぼ同水準でだった。
これは「平成24年3月薬系大学卒業生・大学院修了者就職動向調査の集計報告書」の中の「6年制学科卒業生調査」8476人(男3369人、女5107人)について動向を調べたもの。
例年最も多い薬局への就職は、全体の39.0%(09年3月卒32.7%)と全体の4割近く。病院・診療所の薬局への勤務は全体の29.8%(同16.9%)と約3割。企業就職も12.9%(同8.3%)と1割を超えた。旧4年制下では全体では2割強いた「進学」は今回は2.0%まで落ち込み(09年3月卒25.0%)、その分、薬局や病院・診療所、企業などに就職する動きになったことがうかがえる。
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