中枢神経領域の中長期の市場動向を探る 新薬上市続く認知症・うつ病・統合失調症
公開日時 2012/09/29 00:00
中枢神経(CNS)疾患はアンメット・ニーズが高く、市場の成長性を見込み、多くの企業が開発の重点領域に掲げており、新規企業の参入も盛んな領域だ。今後は高齢化や革新的新薬の登場などにより、中長期で拡大が予想されるマーケットでもある。本誌が作成したパイプラインリストによると、CNSの主要7疾患における後期開発品目数は、全疾患の560品目のうち61品目で、全体の1割を占めている。これはプロジェクト数トップの抗がん剤(155品目、27.7%)に次いで多い。本誌ではプロジェクト数の多いてんかん、統合失調症、うつ病、アルツハイマー型認知症の4疾患にフォーカスし、中長期での開発トレンドや市場の変化、企業別の開発動向を探った。(小沼紀子)本誌では国内製薬企業63社の開発品について、企業別、疾患領別にまとめ「パ...