要受診判定者の半数以上がそのまま放置
公開日時 2012/08/30 00:00
低い医療機関の受診率特定健康診査・特定保健指導(メタボ健診)の実施により、国民の生活習慣病対策を主眼とする健診への意識付けが高まってきた。ただ、一方で要受診判定者となった場合、早期に医療機関を受診し、適切な運動指導や治療を受けなければ、本来的な目的である生活習慣病の重症化予防には至らない。連載2回目は、要健診者の医療機関への受診率を検証するとともに、アドヒアランス向上に必要な取り組みについて検証したい。高血圧、高脂血症、糖尿病の三大生活習慣病における受診行動の課題は以下の3点に集約される。①疾患の重大性を理解し、まずは自分の健康状態を知ること(健診受診)、②次に治療の必要性を理解し、医療機関を受診すること(医療機関受診)、③そして治療を継続すること(受診継続)-の観点から患者のアドヒアランス...