MR中途採用 11年はアボット120人 BMS55人 ミクス調査
公開日時 2012/06/21 04:02
ミクス編集部は、国内製薬企業を対象にしたMR数アンケートで、MRの中途採用の動向も尋ねた。回答は45社(昨年より6社減)、採用数は625人で、前年より218人減った。10年調査の上位企業のグラクソ・スミスクライン(GSK)が100人近く減らし70人、帝人ファーマは68人減の22人、MSDが61人減の25人だったことなど、上位15社(昨年未回答で算出不可の2社を除く)のうち10社が採用を減らしたことが影響したものとみられる。12年の中途採用計画は「未定」と回答する企業が多く、11年の採用減が続くのか否かは読みとれなかった。
11年中途採用数の最多はアボット・ジャパン。10年と比べ100人増の120人。増員理由について同社は「ビジネスが堅調に推移しており、人手不足を反映した結果」と説明している。同社はアステラス製薬から販売移管したうつ病の治療などに用いるSSRIルボックスの販売を開始しており、今年は関節リウマチ治療薬ヒュミラの適応拡大(関節の構造的損傷の防止)も見込まれる。
BMSは新薬発売に備え、営業体制を強化。中途採用を55人採用した。ちなみにコントラクトMR(CMR)も100人採用した。
12年の中途採用計画は「未定」と回答する企業が多いが、11年に大きく減らしたGSKが80人(うちCMRが30人)の計画を明らかにした。
記事の詳細はMONTHLYミクス6月号の「Promotion」に掲載した。
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