日医工とサノフィ 6月に上市予定のリピトール後発品をコ・プロへ 5年間で売上100億円目指す
公開日時 2012/05/16 04:00
日医工とサノフィ・アベンティスは5月15日、6月に上市予定の高脂血症治療薬アトルバスタチン(先発品:リピトール)のコ・プロモーションを行うと発表した。5年間のトータル売上として100億円を目指す方針。これにより、両社でコ・プロを行う製品は、脳保護薬エダラボン(先発品名:ラジカット)の後発品と、アルツハイマー型認知症用薬ドネペジル塩酸塩(先発品名:アリセプト)の後発品を含め3製品となる。
サノフィと日医工の両社は、コ・プロしたほうがシナジーを発揮できると判断した後発品について、日医工が販売し、コ・プロすることになる。今後も、脳領域のほかに、オンコロジー、血栓症、糖尿病などサノフィが強みを持つ領域を中心にコ・プロする後発品を選定していく方針だ。
日医工によると、エダラボン後発品の今年3月時点のシェア(IMS調べ、薬価ベース)は31.9%で後発品市場でトップシェア。ドネペジル後発品は昨年8月からコ・プロを開始したが、今年3月時点のシェア(IMS調べ、薬価ベース)は14.0%でシェアは2位。リピトール後発品の目標シェアについては、「先行発売している企業がシェアを取っており、実際に販売してみないと分らないところがある」と明らかにしていないが、ドネペジル後発品で目標としている5年間のトータル売上目標100億円と同じ見込みを立てている。