アステラスとファイザー リピトールのライセンス21年3月まで延長
公開日時 2012/03/30 04:01
アステラス製薬とファイザーは3月29日、アステラスが製造・販売し、両社でコ・プロモーションをしている高脂血症治療薬リピトール(一般名:アトルバスタチンカルシウム水和物)に関し、28日付で同剤に関するライセンス契約を一部変更する形で契約を締結したと発表した。 契約をこれまでの16年7月から21年3月まで延長する。
契約の満了は16年だが、ジェネリックが発売されるなど同剤を取り巻く環境が変化。両社はその中にあっても協業は今後も有効であり、今後も引き続き製品価値の向上が可能と判断し、契約期間を延長することになった。
これに伴いアステラスはファイザーに一時金10億円を支払うほか、アステラスが受け取るコ・プロモーション費率を11年12月~13年11月に限り引き下げるほか、契約に定める経済条件などを一部変更する。なお、13年12月以降のコ・プロ費率は11年11年以前に戻すという。詳細は開示しておらず、この契約変更に伴う11年度通期業績予想の修正はないとしている。