石橋叩くディテーリングで信頼を得るこのＭＲがいて、うまくいった、助かった──そんな印象に残ったＭＲを、毎回異なる病院薬剤部長に推薦してもらい、紹介するこのコーナー。果してそのＭＲは、どんな取り組みで、印象に残ることになったのか？その極意をちょっぴり教えてもらいに伺います。ＭＲ歴14年目の安部さん（38）は、新人でいきなり大学病院・基幹病院の担当に。徹底的に鍛えられて編み出した術は「無理せず、波風立てず、周りを良く見て行動する」。医師・薬剤師の関心を察知し「石橋を叩きすぎるくらい叩く」ように用意周到に準備し、それに基づき実直にディテーリングする。結果を急がず、まず人間関係をつくる。「慎重派」であることが「印象派」につながった方です。写真：佐藤修司「MRは他業界からすると特殊な営業で、製品を届け...