空の旅で病気にならない工夫
公開日時 2012/03/12 04:00
円高が続く日本。「海外旅行」がお買い得である。だが、「飛行機での旅行には細菌感染の危険がいっぱい・・・」とウォールストリートジャーナル紙が警告している。(医療ジャーナリスト西村由美子)飛行機は高度数千メートルから1万メートルの上空で換気装置もない密室となり、同じ空気を数時間から十数時間も呼吸し続けるのが空の旅だ。咳やくしゃみをし続ける人と隣り合わせても、席を移ることも途中で降りることもできにくい。感染源になる可能性のあるものは指摘すればきりがない。換気扇や電気のスイッチ、機内誌、備え付けのイヤホン、シート、テーブルなど、人の手が触れるものすべては細菌を媒介する可能性がある。トイレはもとよりだ。頭上の荷物入れから荷物を出し入れするたびに雑菌が降ってくると言っても過言ではないし、狭いシートでは隣...