日医工 レミケードのバイオ後続品 サノフィと共同開発 15年度の上市目指す
公開日時 2012/01/25 04:00
日医工は1月24日、日本でフェーズ1準備中の抗リウマチ薬インフリキシマブ(先発品名:レミケード)のバイオ後続品をサノフィ・アベンティスと共同開発することになったと発表した。日医工はインフリキシマブ後続品の開発パートナーを模索していたが、最終的には後発品ビジネスで戦略的提携関係にあるサノフィと共同開発することになった。日医工は2015年度(16年3月まで)の上市を目指すとしている。
日医工のインフリキシマブ後続品は、前臨床段階まで韓国バイオベンチャー・Aprogen社と実施していた。日本国内の権利は日医工が持っている。
日医工とサノフィは後発品ビジネスの合弁会社を設立するなど戦略的提携関係にある。これまでにアルツハイマー型認知症治療薬ドネペジル塩酸塩(先発品名:アリセプト)の後発品のコ・プロを行うなどしていた。バイオ後続品ビジネスは今後の検討課題の一つに掲げていたが、この日、インフリキシマブ後続品の共同開発で合意、覚書を締結した。
なお、日医工は韓国Aprogen社との間で、抗がん剤トラスツズマブ(ハーセプチン)や同リツキシマブ(リツキサン)のバイオ後続品の開発を進めている。