第45回日本てんかん学会特別セミナーから
公開日時 2011/12/27 00:00
てんかん患者と運転免許スティグマの克服へのみち2011年4月18日、クレーン車が登校中の小学生の列に突っ込み、6人が死亡する事故が起きた。運転手がてんかん患者であることを届け出ずに運転免許を取得。事故が発作を起こしている最中であったことを記憶している方も多いのではないだろうか。この事故の根底に、てんかん患者に対するスティグマ(偏見)があると指摘する声がある。てんかん患者をめぐる運転免許の在り方は何が最もふさわしいのか。2011年10月6~7日に、新潟県の朱鷺メッセで開かれた第45回日本てんかん学会特別セミナーでの議論を交えて、問題点と今後のあるべき姿を探る。(望月英梨)2010年に起きた総人身事故件数は、72万6000件。このうち、てんかん発作によると思われる事故件数は71件。このうち、てん...