マーケットを牽引する次世代新薬 成長市場・認知症、がん、COPD 大型成長市場・糖尿病(1)
公開日時 2011/06/29 00:00
大型品の特許切れやジェネリックの参入により、高脂血症薬や高血圧はもはや企業の研究開発のメインターゲットではなくなった。代わって台頭してきたのが、がんや自己免疫疾患、精神神経系などのスペシャリティ領域だ。世界の大型品をみても、トップ10製品にはがんや関節リウマチなどの抗体医薬品が目立ち、年々売上を拡大するなど存在感は増す一方だ。国内市場でも開発が過熱してきた治療満足度の低いスペシャリティ領域。今年後半はがん領域を筆頭に続々と有望新薬が登場が見込まれており、治療のパラダイムシフトが期待される。本誌では国内で今年後半に発売予定の新薬や市場へのインパクト、中長期的展望を探るべく、新薬開発企業の公開情報などをもとに、フェーズ2から申請中の新薬候補品を集計し、分析した。前回11年1月にまとめたリストの更...