本誌調査 専門MRの情報提供 処方増に影響はHPの6割弱
公開日時 2011/02/01 04:02
ミクス編集部がエムスリーの協力を得て実施した医師600人を対象とした意識調査では、専門MR(領域担当MRなど含む)からの情報が処方増に影響していると答えたHP(100床以上医療機関の医師)は6割弱、影響しないとの回答は約4割との結果になった。学会や公的機関、製薬企業などが提供する情報サイトで医師は知りたい情報を比較的簡単に入手でき、医師同士が薬剤の口コミ評価をする時代でもある。薬剤の情報提供を生業とするMRに医師は何を求め、MRの役割はどのように変わるのか。本調査の詳細をミクス2月号に掲載した。
ミクスでは、好評企画の「医師が求めるMR」のアンケート調査を2年に1回実施しているが、今回は昨年2月に引き続き、同調査を2011年版として実施・掲載した。11年調査では第一標榜科が一般内科、呼吸器科、循環器科、消化器科、整形外科、外科の医師各100人(GP、HP各50人)、計600人から回答を得た。
11年調査でも、毎回恒例の「優れているMR」が所属する製薬企業を聞いた。その結果、医師600人全体では、前回に引き続きトップは武田薬品だったが、第一三共やファイザーなどが猛追する格好。また、診療科別にみると、一般内科では前回トップの武田薬品は今回2位に後退し、今回トップは第一三共となるなど勢力図に変化も見られた。