英GSK 新規パーキンソン病治療薬を導入 日本でも開発検討
公開日時 2011/01/11 04:01
英グラクソ・スミスクライン(GSK)はこのほど、米Impax社が開発している新規パーキンソン病治療薬「IPX066」について米国と台湾を除く全世界での開発・販売権を取得する契約を締結した。海外の開発は最終段階で11年後半にはImpax社により米国で承認申請される予定という。日本でも開発を検討する。GSK日本法人が1月7日明らかにした。
GSKによると、「IPX066」は新規カルビドパ・レボドパ徐放性製剤。治療薬の効果が弱まり、パーキンソン症状が現れる「off時間」を短縮するのが特徴という。これ以上の詳しいことは明らかにしてない。日本では06年12月に、パーキンソン病に主に関連しているドパミンD2受容体系に選択的に作用する非麦角系ドパミン受容体作動薬のレキップ錠でを発売しているが、今回の導入したものが日本で開発、承認されれば、同社として紹介できる治療の選択肢が増えることになる。
米国では早期と進行期のそれぞの患者に対する治験が進められている。今後日本でも開発されることになると見られるが、日本法人は開発について「今後検討していく」とのみコメントしている。